怖い話「絶望の島!!人間バラバラ島」
絶海の孤島。そこは地図にも載っていない秘密の場所だった。その島には、恐ろしいカルト宗教によって支配された集落が存在していた。
島民たちは、海賊のように船を襲い、沈没させることで周囲に存在を隠していた。そして、船から救出した人々を解剖し、その心臓と首を神に捧げる生贄として使用し、残りの肉体は食料として利用していた。
さらに、時折島民たちは周辺の島や本土に上陸し、略奪行為を働いては、さらなる生贄を手に入れていたのだ。
そんな中、ある倫理観に溢れる男子学生が興味本位で仲間たちと共に島を訪れることになった。彼らは島民たちを騙し、財宝と女性を手に入れることを目論んでいたのだ。
しかし、男子学生は島に到着してからもう一つの問題に直面することになる。彼は美しい島民の少女に心を奪われてしまったのだ。その少女は島民たちが人間を食べることを知りながらも、それを受け入れていた。
男子学生は現代の倫理観を持ち込んで島民たちを改心させようと試みるが、当然ながら失敗してしまう。彼らの目的はただ金や財宝を手に入れることであり、倫理や善意などとは無縁だった。
島民たちは男子学生たちの真意を看破し、彼らを惨殺してしまう。彼らは男子学生たちを汚れた存在とみなし、神に捧げることもなく、食料としても利用せず、ただただ島から追い立てて海に叩き落としてしまった。
男子学生は怒りに狂い、彼が想いを寄せていた少女に暴力を振るおうとするが、そこに宗教の教祖が現れる。教祖は聖なる刀で男子学生を制裁し、少女を救ったのだ。
この教祖こそが、現代の倫理観に疑問を抱き、人間を滅ぼすためにこの絶海の孤島に閉じこもり、人食いカルト宗教を創設した人物だったのだ。
この物語は、倫理を悪用する人々が倫理に背く存在を生み出しているという、恐ろしい真実を描いたものだ。