怖い話「呪い!!大きな人形の町」
その町には、昔から不気味な噂が立ち込めていた。いじめ自殺者の少女の幽霊が出るというのだ。彼女は、生前に受けた辱めと苦しみから逃れるため、自ら命を絶ったのだと言われている。
ある日、町は悲劇的な事件に見舞われた。いじめ加害者の少女たちが次々と行方不明になり、その後、大きなぬいぐるみの人形に変えられ、バラバラに引き裂かれているのが見つかったのだ。真っ赤な血に塗れた臓物のような綿が辺りに散乱し、恐怖が町を支配した。人々は恐怖に震えながら、いじめ自殺者の幽霊が復讐を果たしたのだと噂した。
しかし、町の有力者たちはこの恐怖から逃れようと、悪徳霊媒師を雇って彼女を除霊しようと決めた。彼らはリーダー格の少女を守るために立ち上がったのだ。だが、その行動が裏目に出てしまった。いじめ自殺者の幽霊は、町の人々が自己保身のために行った行為を許さず、彼らを同罪と見なしてしまったのだ。
町の有力者たちも、いじめ自殺者の少女たちと同じ運命を辿った。彼らも大きなぬいぐるみの人形に変えられ、バラバラに引き裂かれ、真っ赤な血に塗れた臓物のような綿が辺りに散乱していた。町は再び恐怖に包まれ、誰もが命の危機に立たされていた。
しかし、この復讐はまだ終わっていなかった。リーダー格の少女は、大きなぬいぐるみの人形のバラバラになった真っ赤な血の綿だらけの町で震えながら逃げ続けていた。彼女は恐怖で眠れず、命の危機に立たされ続け、精神は崩壊していった。しかし、リーダー格の少女は笑い続けるしかなかった。笑い声は狂気に満ちていて、それを聞いた者は背筋が凍りつくほどの恐怖を感じた。
いじめ自殺者の幽霊は、復讐を完了させたと満足げにリーダー格の少女を見逃し、去っていった。しかし、町はもはや元の姿に戻ることはなかった。残された人々は、恐怖に怯えながら生活を送り、いじめの呪縛から逃れることができなかったのだ。
それ以降、その町にはいじめ自殺者の幽霊の存在が忘れられることはなかった。人々は、彼女の怨念がまだまだ町を支配していると信じていた。そして、誰もが自身の行いに気をつけながら、生きる恐怖と戦い続けるのであった。