怖い話「呪われた刀!!コツコツコツ」
ある晩、雨が降りしきる中、静かな町に一人の少女が佇んでいました。
彼女の名前は沙織(さおり)。彼女はかつてこの町でいじめに遭い、その苦しみから逃れるために自ら命を絶ってしまったのです。
しかし、沙織の怨みは消えることなく、この世に留まっていました。
ある日、沙織の怨念が込められたと言われる「呪刀」が町の古い神社で発見されました。この呪刀は、いじめ加害者たちを次々と惨殺するという噂が広まり、人々の間に恐怖が広がっていきました。
そして、ある晩、沙織の怨念によって復活した彼女は、呪刀を手にしたまま、いじめ加害者の少女たちを追い詰めていきます。彼女は冷酷なまでに容赦なく、人体を真っ二つに切り裂いていくのです。
最初の犠牲者は、いじめグループのリーダー格の少女でした。彼女は夜道を歩いている最中、突然後ろから聞こえる足音に恐怖を覚えます。「コツコツコツ」という音が近づいてくるのです。彼女は背筋が凍る思いで振り返ると、沙織が立っていました。
「なぜ、なぜ私たちを……」とリーダー格の少女が言おうとすると、沙織は一瞬のうちに呪刀を振り下ろしました。その瞬間、鋭い刃が彼女の身体を真っ二つに切り裂き、血しぶきが飛び散ります。リーダー格の少女は、悲鳴を上げる間もなく息絶えてしまったのです。
次々と続く惨殺事件。いじめ加害者たちは次第に恐怖に取り憑かれていきました。彼女たちは日常の中で恐怖を感じ、夜になると「コツコツコツ」という音が聞こえると、一人また一人と次々と沙織に襲われていくのです。
ある日、いじめ加害者たちは逃げ惑いながらも、沙織から逃れるために町の人々に助けを求めますが、誰も救ってくれることはありませんでした。彼女たちが沙織から逃れることは、まるで不可能なのです。
そして、最後の犠牲者となった少女がいじめグループの一員であるという噂が広まりました。彼女は必死に逃げ惑いながらも、沙織の追い詰める足音が近づいてくるのを感じます。
「どうして……どうして私たちを……」と彼女は泣きながら叫びます。「コツコツコツ」という音がますます近づいてきます。彼女は絶望に打ちひしがれながら、最後の力を振り絞って逃げ続けるのですが、沙織の手が彼女の肩に触れました。
「やめて……助けて……」と彼女は必死に懇願しますが、沙織は冷たい声で言いました。「あなたたちが私にしたように、私も同じ苦しみを味わわせてあげるの。」
その言葉と共に、彼女の身体は呪刀によって真っ二つに切り裂かれました。血しぶきが舞い散り、彼女の悲鳴が町に響き渡ります。
そして、その夜、町にはいじめ加害者たちの悲鳴と共に、「コツコツコツ」という音が響き渡りました。沙織の怨念は果てしなく続いていくのです。