怖い話「恐怖!!首ずらし」
ある日の夕暮れ時、静かな町に住む高校生の美咲は、自宅からの帰り道で不気味な光景に遭遇した。
美咲は、いじめを受けて自殺した少女、沙織の霊を見たのだ。
彼女の姿は、透明な存在として現れ、悲しげな表情を浮かべていた。美咲は戸惑いながらも、彼女に声をかけた。
「あ、沙織さん……?」
沙織はゆっくりと頷き、微かに口を開いた。
「私は沙織。あの時、私をいじめたあの子たち……許さない」
美咲の顔には、不安と恐怖が交錯していたが、彼女は沙織の気持ちに共感し、彼女を助けることを決意した。
それからというもの、美咲は沙織の霊と共に、いじめ加害者たちに制裁を与えるため行動を開始した。
最初の標的は、沙織をいじめていたリーダー格の少女、さやかだった。
ある夜、美咲と沙織はさやかの家に忍び込み、彼女が寝入るのを待った。
そして、深夜の静寂に彩られた部屋で、美咲は恐ろしい力を発揮し始めた。
「さやか、私に何をしてくれたのか、覚えているかしら?」
恐怖に震えるさやかは、声を詰まらせて答えた。
「ご、ごめんなさい……沙織、本当にごめんなさい……!」
美咲は冷たい笑みを浮かべながら、さやかの首をゆっくりと回転させた。
コツコツコツ……
恐怖に顔を歪めるさやかの悲鳴が響き渡る中、美咲は彼女の首を引きちぎった。
グシュッ……
恐ろしい音が響き、さやかの命が断たれた瞬間、彼女の血が部屋中に飛び散った。
美咲は冷たく呟いた。
「これが、いじめの代償よ」
沙織の霊は満足げに微笑み、さやかの亡骸と共に消えていった。
以降も、美咲と沙織の連携によるいじめ加害者たちへの制裁は続いた。
首を360度以上回転させられ、引きちぎられる少女たちの悲鳴が、町を覆い尽くすように広がっていった。
人々は次第に、その恐ろしい現象に怯え、町は閉鎖的な雰囲気に包まれていった。
美咲と沙織の制裁は、いじめ加害者たちの心を恐怖で満たし、彼女たちの命を奪っていく。
そして、町の住民たちは、いつ自分が次の標的になるのかと不安に駆られるようになった。
それでも、美咲と沙織の制裁は止まることはなかった。
彼女たちの怨念は深く、いじめの苦しみを味合わせた者たちへの復讐心は絶えることがなかった。
そして、美咲と沙織の制裁は、いつしかいじめの復讐や暴力自助を許さなかった為に自体を悪化させた人々へ、町全体に広がり、闇の中で続いていくのだった……。